原子力エネルギー

耐熱性と耐食性を持つニッケル含有合金は、原子力発電所の完全性、耐久性、長期性能を確保する上で重要な役割を果たしています。こうした合金は伝熱や冷却系統のほか、原子炉容器内部にも用いられています。これらは新規の設計に取り入れられているだけでなく、改修時にも導入されています。

放射性廃棄物の処理と処分に関する方法は現在もなお開発中です。ニッケル含有ステンレス鋼と高ニッケル合金は、放射能が安全なレベルまで減衰するのに要する期間(数千年と考えられています)を通じて安全な封じ込めを確実に行うため、いくつかの容器設計ですでに選択されています。

核融合もまだ開発段階ですが、融合チャンバーや補助システムにニッケル合金が必要とされています。

ニュースと記事

  • 原子力におけるニッケル利用(ニッケル誌:2006年7月)

技術文献

  • 10012 : 発電産業におけるニッケルベース合金
  • 10032 : 6Moオーステナイト系ステンレス鋼利用の実用ガイド
  • 10040 : 熱交換器チューブに最適な金属
  • 10056 : 高温合金の実用ガイド
  • 10086 : 耐食性と耐熱性を備えたニッケル合金
  • 11011 : 発電産業のための材料ワークショップ、議事録
  • 11021 : 高機能ステンレス鋼
  • 14021 : 高圧給水ヒーターで用いられる合金400
  • 15001 : 原子力施設の配水管―セーラム原子力発電所
  • 15002 : 原子力施設の配水管―オスカーシャム原子力発電所
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