エレクトロニクス

ニッケル含有材料は、エレクトロニクス産業のいくつかのキー・コンポーネントの根幹を成しています。こうした材料には、鉄ニッケル合金、ステンレス鋼、高ニッケル合金、ニッケル含有銅合金、ニッケルメッキ、ニッケル含有のはんだ、ニッケル化学物質などがあります。その用途は超大型の電子部品からナノテクノロジーにまでわたっています。これには回路から電池、燃料電池、装飾用途に至るあらゆる用途が含まれます。注目されている特性は、導電性、透磁性、熱伝導性、熱膨張、硬度、強度、成形性、はんだ・ろう・溶接での接合可能性などです。

関連するニュースと記事

安全のための遮蔽(ニッケル誌:2010年11月)
病院や診療所であれ、自宅であれ、医療機器を電磁波から遮蔽することは機器を正しく機能させるために不可欠である。

燃料電池(ニッケル誌:2010年6月)
より効率的でコストの低い固体酸化物形燃料電池(SOFC)を開発するための研究が続いており、それにニッケル含有材料も関係している。

グリーンカー:バッテリーのリサイクル(ニッケル誌:2010年6月)
ニッケル水素(NiMH)電池ばかりでなくリチウムイオン電池からも、ニッケルなどの主成分を最大限回収できるプロセスが開発されている。

太陽熱発電(ニッケル誌:2008年12月)
ニッケルステンレス鋼が太陽エネルギーに関する見通しをいかによくしているか。

技術文献

エレクトロニクスのためのニッケル合金(ニッケル協会技術文献 11002)
様々な鉄ニッケル合金、高ニッケル合金、ステンレス鋼、ニッケル含有銅合金の特性に関する詳細な情報を、技術者が適切な材料を選択できるように提供している。

高性能ニッケル含有コネクタ用合金(ニッケル協会技術文献 10060)
現代のハイテク社会において、コンポーネント間および作動ユニット間で、電気・電子の出力、制御、信号変化を接続しあるいは経路変更するのに欠かせないリンクはコネクタと配線である。全てのコネクタはある機能を共有している。その機能とは、できる限り電気抵抗を少なくし、結果としてI2Rの発熱を抑え、電流にコネクタ・インターフェースを通過させることである。

電気抵抗加熱のためのニッケルクロム合金(ニッケル協会技術文献 10041)
電気加熱のための材料は、熱を発生するための電気の流れに対する材料固有の抵抗を問題としなければならないが、広く用いられているのはニッケルクロム合金である。本報告書は以下のテーマを詳細に検討している。合金と特性、抵抗素子の種類、加熱装置の設計コンセプト、端子・リード・接続、電気抵抗合金がいかに機能するか、加工の効果、ニッケルクロム合金の加熱素子設計、故障解析、基礎計算。

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